Merge pull request #4146 from yamatoya/master

Add Japanes translated docs.
This commit is contained in:
Cheng Zhao 2016-01-19 12:12:41 -08:00
commit af3def91f2
6 changed files with 503 additions and 0 deletions

View file

@ -0,0 +1,103 @@
# clipboard
`clipboard`モジュールは、コピーとペースト操作を実行するメソッドを提供します。次の例は、クリップボードに文字列を書き込む方法を示しています:
```javascript
const clipboard = require('electron').clipboard;
clipboard.writeText('Example String');
```
X Windowsシステム上では、セレクションクリップボードがあります。それを操作するために、それぞれのメソッドで、`selection`を通す必要があります。
```javascript
clipboard.writeText('Example String', 'selection');
console.log(clipboard.readText('selection'));
```
## メソッド
`clipboard`モジュールには、次のメソッドがあります:
**Note:** 実験的APIには、そのようにマークしてあり、将来的には削除される可能性があります。
### `clipboard.readText([type])`
* `type` String (optional)
プレーンテキストとしてクリップボードの内容を返します。
### `clipboard.writeText(text[, type])`
* `text` String
* `type` String (optional)
プレーンテキストとしてクリップボードに`text`を書き込みます。
### `clipboard.readHtml([type])`
* `type` String (optional)
HTMLマークアップとして、クリップボードの内容を返します。
### `clipboard.writeHtml(markup[, type])`
* `markup` String
* `type` String (optional)
クリップボードにHTMLマークアップとして書き込みます。
### `clipboard.readImage([type])`
* `type` String (optional)
[NativeImage](native-image.md)としてクリップボードの内容を返します。
### `clipboard.writeImage(image[, type])`
* `image` [NativeImage](native-image.md)
* `type` String (optional)
`image` としてクリップボードに書き込みます。
### `clipboard.clear([type])`
* `type` String (optional)
クリップボードの内容をクリアします。
### `clipboard.availableFormats([type])`
* `type` String (optional)
`type`のクリップボードがサポートしているフォーマット配列を返します。
### `clipboard.has(data[, type])` _実験_
* `data` String
* `type` String (optional)
`data`で指定したフォーマットをクリップボードがサポートしているかどうかを返します。
```javascript
console.log(clipboard.has('<p>selection</p>'));
```
### `clipboard.read(data[, type])` _実験_
* `data` String
* `type` String (optional)
クリップボードから`data`を読み込みます。
### `clipboard.write(data[, type])`
* `data` Object
* `text` String
* `html` String
* `image` [NativeImage](native-image.md)
* `type` String (optional)
```javascript
clipboard.write({text: 'test', html: "<b>test</b>"});
```
クリップボードに`data`を書き込みます。

View file

@ -0,0 +1,66 @@
# crashReporter
`crash-reporter`モジュールはアプリのクラッシュレポートを送信することができます。
リモートサーバーに自動的にクラッシュレポートを登録する例です。
```javascript
const crashReporter = require('electron').crashReporter;
crashReporter.start({
productName: 'YourName',
companyName: 'YourCompany',
submitURL: 'https://your-domain.com/url-to-submit',
autoSubmit: true
});
```
## メソッド
`crash-reporter`モジュールは次のメソッドを持ちます:
### `crashReporter.start(options)`
`options` Object, properties:
* `productName` String, デフォルト: Electron.
* `companyName` String (**必須**)
* `submitURL` String, (**必須**)
* クラッシュレポートがPOSTで送信されるURL
* `autoSubmit` Boolean, デフォルト: `true`.
* ユーザーの判断なくクラッシュレポートを送信します
* `ignoreSystemCrashHandler` Boolean, デフォルト: `false`.
* `extra` Object
* あなたが定義できるオブジェクトは、レポートと一緒に送信されます。
* 文字列プロパティのみが正しく送信されます。
* オブジェクトのネストはサポートしていません。
他の`crashReporter`APIを使用する前にこのメソッドをコールする必要があります。
**Note:** OS Xでは、Electronは、WindowsとLinux上の`breakpad` とは異なる、新しい`crashpad`クライアントを使用します。クラッシュ収集機能を有効にするために、メインプロセスや、クラッシュレポートを収集したいそれぞれのレンダラープロセスで、`crashpad`を初期化するために`crashReporter.start`APIをコールする必要があります。
### `crashReporter.getLastCrashReport()`
日付と最後のクラッシュレポートのIDを返します。もしなんのクラッシュレポートも送信されていないか、クラッシュレポーターが起動していない場合、`null`を返します。
### `crashReporter.getUploadedReports()`
滑ってのアップロードされたクラッシュレポートが返されます。それぞれのレポートには日付とアップロードされたIDが含まれます。
## crash-reporter Payload
クラッシュレポーターは`POST`で`submitURL` に次のデーターが送信されます。
* `ver` String - Electronのバージョン
* `platform` String - 例: 'win32'.
* `process_type` String - 例: 'renderer'.
* `guid` String - 例: '5e1286fc-da97-479e-918b-6bfb0c3d1c72'
* `_version` String - `package.json`でのバージョン
* `_productName` String - `crashReporter`でのプロダクト名 `オプション`
object.
* `prod` String - 基盤となる製品の名前。この場合は、Electronです。
* `_companyName` String - `crashReporter`での会社名 `オプション`
object.
* `upload_file_minidump` File - ファイル形式のクラッシュレポート
* `crashReporter`での`extra`オブジェクトのすべてのレベル1のプロパティ
`オプション` object

View file

@ -0,0 +1,92 @@
# DownloadItem
`DownloadItem`は、Electronでアイテムのダウンロードを示すEventEmitterです。 `Session`モジュールの`will-download`イベントで使用され、ダウンロードしたアイテムをコントロールすることができます。
```javascript
// In the main process.
win.webContents.session.on('will-download', function(event, item, webContents) {
// Set the save path, making Electron not to prompt a save dialog.
item.setSavePath('/tmp/save.pdf');
console.log(item.getMimeType());
console.log(item.getFilename());
console.log(item.getTotalBytes());
item.on('updated', function() {
console.log('Received bytes: ' + item.getReceivedBytes());
});
item.on('done', function(e, state) {
if (state == "completed") {
console.log("Download successfully");
} else {
console.log("Download is cancelled or interrupted that can't be resumed");
}
});
```
## イベント
### イベント: 'updated'
`downloadItem`が更新されたときに出力されます。
### イベント: 'done'
* `event` Event
* `state` String
* `completed` - ダウンロードが成功で完了
* `cancelled` - ダウンロードをキャンセル
* `interrupted` - ファイルサーバーとの接続が切れてエラー
ダウンロードが終了状態になったときに出力されます。終了状態には、ダウンロードの完了、ダウンロードのキャンセル(`downloadItem.cancel()`経由)、レジュームできないダウンロードの中断などです。
## メソッド
`downloadItem`オブジェクトは次のメソッドを持ちます:
### `downloadItem.setSavePath(path)`
* `path` String - ダウンロードアイテムの保存ファイルパスを設定します。
APIはセッションの`will-download`コールバック関数のみで提供されます。API経由で保存パスを設定しなかった場合、Electronは保存パスを決めるための元のルーチン通常は保存ダイアログを使用します。
### `downloadItem.pause()`
ダウンロードをポーズします。
### `downloadItem.resume()`
ポーズしたダウンロードを再開します。
### `downloadItem.cancel()`
ダウンロード操作をキャンセルします。
### `downloadItem.getURL()`
どのURLからアイテムをダウンロードするのかを示す`String`を返します。
### `downloadItem.getMimeType()`
mimeタイプを示す`String`を返します。
### `downloadItem.hasUserGesture()`
ダウンロードがユーザージェスチャーを持っているかどうかを示す`Boolean`を返します。
### `downloadItem.getFilename()`
ダウンロードアイテムのファイル名を示す`String`を返します。
**Note:** ファイル名はローカルディスクに実際に保存するものといつも同じとは限りません。ダウンロード保存ダイアログでユーザーがファイル名を変更していると、保存するファイルの実際の名前は異なります。
### `downloadItem.getTotalBytes()`
ダウンロードアイテムの合計バイトサイズを示す`Integer`を返します。
サイズが不明な場合、0を返します。
### `downloadItem.getReceivedBytes()`
ダウンロードしたアイテムの受信バイト数を示す`Integer`を返します。
### `downloadItem.getContentDisposition()`
レスポンスヘッダーからContent-Dispositionを示す`String`を返します。

View file

@ -0,0 +1,47 @@
# 環境変数
コマンドラインやアプリのコードよりも早く初期化されるために、Electronのいくつかの挙動は環境変数がコントロールしています。
POSIX shellでの例:
```bash
$ export ELECTRON_ENABLE_LOGGING=true
$ electron
```
Windows コンソール上:
```powershell
> set ELECTRON_ENABLE_LOGGING=true
> electron
```
## `ELECTRON_RUN_AS_NODE`
通常のNode.jsプロセスでプロセスを開始します。
## `ELECTRON_ENABLE_LOGGING`
Chromeのインターナルログをコンソールに出力します。
## `ELECTRON_ENABLE_STACK_DUMPING`
Electronがクラッシュしたとき、コンソールにスタックとレースを出力します。
`crashReporter`が開始していないと、この環境変数は動作しません。
## `ELECTRON_DEFAULT_ERROR_MODE` _Windows_
Electronがクラッシュしたとき、Windowsのクラッシュダイアログを表示します。
`crashReporter`が開始していないと、この環境変数は動作しません。
## `ELECTRON_NO_ATTACH_CONSOLE` _Windows_
現在のコンソールセッションにはアタッチできません。
## `ELECTRON_FORCE_WINDOW_MENU_BAR` _Linux_
Linuxでグローバルメニューバーを使用できません。
## `ELECTRON_HIDE_INTERNAL_MODULES`
`require('ipc')`のような古い組み込みモジュールとの互換モードを無効にします。

View file

@ -0,0 +1,64 @@
# globalShortcut
さまざまなショートカットの動作をカスタマイズするために、オペレーティングシステムのグローバルのキーボードショートカットを`globalShortcut`モジュールは登録したり、解除したりできます。
**Note:** ショートカットはグローバルです。アプリがキーボードフォーカスを持っていなくても動作します。`app`モジュールの `ready`イベントが出力されるまでは使うべきではありません。
```javascript
const electron = require('electron');
const app = electron.app;
const globalShortcut = electron.globalShortcut;
app.on('ready', function() {
// Register a 'ctrl+x' shortcut listener.
var ret = globalShortcut.register('ctrl+x', function() {
console.log('ctrl+x is pressed');
});
if (!ret) {
console.log('registration failed');
}
// Check whether a shortcut is registered.
console.log(globalShortcut.isRegistered('ctrl+x'));
});
app.on('will-quit', function() {
// Unregister a shortcut.
globalShortcut.unregister('ctrl+x');
// Unregister all shortcuts.
globalShortcut.unregisterAll();
});
```
## メソッド
`globalShortcut`モジュールは次のメソッドを持ちます:
### `globalShortcut.register(accelerator, callback)`
* `accelerator` [Accelerator](accelerator.md)
* `callback` Function
`accelerator`のグローバルショートカットを登録します。`callback`は、ユーザーが登録しているショートカットを押したときにコールされます。
ほかのアプリケーションがすでにacceleratorを使用している時、この呼び出しは静かに失敗します。アプリケーション間でグローバルショートカットの争いをしてほしくないので、オペレーティングシステムはこの挙動を採用しています。
### `globalShortcut.isRegistered(accelerator)`
* `accelerator` [Accelerator](accelerator.md)
このアプリケーションが`accelerator`に登録されているかどうかを返します。
acceleratorがすでにほかのアプリケーションで取得していると、このコールは、`false`を返します。アプリケーション間でグローバルショートカットの争いをしてほしくないので、オペレーティングシステムはこの挙動を採用しています。
### `globalShortcut.unregister(accelerator)`
* `accelerator` [Accelerator](accelerator.md)
Unregisters the global shortcut of `accelerator`のグローバルショートカットを解除します。
### `globalShortcut.unregisterAll()`
全てのグローバルショートカットを解除します。

View file

@ -0,0 +1,131 @@
# screen
`screen`モジュールは、画面サイズ、ディスプレイ、カーソル位置などの情報を読み取ります。`app`モジュールの`ready`イベントが出力されるまで、このモジュールは使うべきではありません。
`screen`は [EventEmitter](http://nodejs.org/api/events.html#events_class_events_eventemitter)です。
**Note:** レンダラ―/デベロッパーツールで、`window.screen`はDOMプロパティで予約されているので、`var screen = require('electron').screen`と書いても動作しません。下の例では、代わりに変数名で`electronScreen`を使用しています。
画面全体にウィンドウを作成する例:
```javascript
const electron = require('electron');
const app = electron.app;
const BrowserWindow = electron.BrowserWindow;
var mainWindow;
app.on('ready', function() {
var electronScreen = electron.screen;
var size = electronScreen.getPrimaryDisplay().workAreaSize;
mainWindow = new BrowserWindow({ width: size.width, height: size.height });
});
```
外部ディスプレイにウィンドウを作成する別の例:
```javascript
const electron = require('electron');
const app = electron.app;
const BrowserWindow = electron.BrowserWindow;
var mainWindow;
app.on('ready', function() {
var electronScreen = electron.screen;
var displays = electronScreen.getAllDisplays();
var externalDisplay = null;
for (var i in displays) {
if (displays[i].bounds.x != 0 || displays[i].bounds.y != 0) {
externalDisplay = displays[i];
break;
}
}
if (externalDisplay) {
mainWindow = new BrowserWindow({
x: externalDisplay.bounds.x + 50,
y: externalDisplay.bounds.y + 50
});
}
});
```
## `Display` オブジェクト
`Display`オブジェクトはシステムに接続された物理ディスプレイを示します。ヘッドレスシステムでは、擬似`Display`があるかもしれませんし、`Display`はリモートや仮想ディスプレイに相当するかもしれません。
* `display` object
* `id` Integer - ディスプレイに紐づいた一意な識別子です。
* `rotation` Integer - 0, 1, 2, 3を設定でき、それぞれは時計回りで、0, 90, 180, 270度の画面の回転を示します。
* `scaleFactor` Number - 出力装置のピクセルスケールファクター
* `touchSupport` String - `available`, `unavailable`, `unknown`を設定できます。
* `bounds` Object
* `size` Object
* `workArea` Object
* `workAreaSize` Object
## イベント
`screen`モジュールは次のイベントを出力します:
### イベント: 'display-added'
返り値:
* `event` Event
* `newDisplay` Object
`newDisplay`が追加されたときに出力されます。
### イベント: 'display-removed'
返り値:
* `event` Event
* `oldDisplay` Object
`oldDisplay`が削除されたときに出力されます。
### イベント: 'display-metrics-changed'
返り値:
* `event` Event
* `display` Object
* `changedMetrics` Array
`display`で1つ以上のメトリックが変わったときに出力されます。`changedMetrics`は変更を説明する文字列の配列です。変更内容には`bounds`と`workArea`, `scaleFactor``rotation`があり得ます。
## メソッド
`screen`モジュールは次のメソッドを持ちます:
### `screen.getCursorScreenPoint()`
現在のマウスの絶対位置を返します。
### `screen.getPrimaryDisplay()`
プライマリディスプレイを返します。
### `screen.getAllDisplays()`
現在利用可能なディスプレイの配列を返します。
### `screen.getDisplayNearestPoint(point)`
* `point` Object
* `x` Integer
* `y` Integer
指定したポイントに近いディスプレイを返します。
### `screen.getDisplayMatching(rect)`
* `rect` Object
* `x` Integer
* `y` Integer
* `width` Integer
* `height` Integer
提供された範囲と、もっとも重複しているディスプレイを返します。