electron/docs-translations/jp/api/ipc-main.md

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2016-01-20 07:09:01 +00:00
# ipcMain
`ipcMain`モジュールは[EventEmitter](https://nodejs.org/api/events.html)クラスのインスタンスです。メインプロセスで使うと、レンダラ―プロセス(ウェブページ)から非同期、同期敵にメッセージ送信できます。レンダラ―から送信されたメッセージはこのモジュールに出力されます。
## メッセージ送信
メインプロレスからレンダラ―プロセスへメッセージ送信を可能にします。さらなる情報は、[webContents.send](web-contents.md#webcontentssendchannel-arg1-arg2-) を参照してください。
* メッセージを送信するとき、イベント名は`channel`です。
* 同期的にメッセージを返信するために、`event.returnValue`を設定する必要があります。
* 送信者に非同期に戻して送信するために、 `event.sender.send(...)`を使えます。
レンダラーとメインプロセス間でメッセージの送信とハンドリングをする例です:
```javascript
// In main process.
const ipcMain = require('electron').ipcMain
ipcMain.on('asynchronous-message', function (event, arg) {
console.log(arg) // prints "ping"
event.sender.send('asynchronous-reply', 'pong')
})
ipcMain.on('synchronous-message', function (event, arg) {
console.log(arg) // prints "ping"
event.returnValue = 'pong'
})
2016-01-20 07:09:01 +00:00
```
```javascript
// In renderer process (web page).
const ipcRenderer = require('electron').ipcRenderer
console.log(ipcRenderer.sendSync('synchronous-message', 'ping')) // prints "pong"
2016-01-20 07:09:01 +00:00
ipcRenderer.on('asynchronous-reply', function (event, arg) {
console.log(arg) // prints "pong"
})
ipcRenderer.send('asynchronous-message', 'ping')
2016-01-20 07:09:01 +00:00
```
## メッセージ受信
`ipcMain`モジュールが持つイベント受信用のメソッドです。
### `ipcMain.on(channel, callback)`
* `channel` String - イベント名
* `callback` Function
イベントが発生すると、`callback`が`event`と任意の引数でコールされます。
### `ipcMain.removeListener(channel, callback)`
* `channel` String - イベント名
* `callback` Function - 使用したのと同じ関数への参照です
`ipcMain.on(channel, callback)`
一度メッセージを受信すると、もうコールバックをアクティブにしたくなく、何らかの理由でメッセージ送信を単に止めるには、この関数が指定したチャンネルのコールバックハンドラーを削除します。
### `ipcMain.removeAllListeners(channel)`
* `channel` String - The event name.
このipcチャンネルの *全ての* ハンドラーを削除します。
### `ipcMain.once(channel, callback)`
ハンドラーの実行のために`ipcMain.on()`の代わりにこれを使うと、一度だけ発生することを意味し、`callback`の一回のコールの後にアクティブにしないのと同じです。
## IPC Event
`callback`に渡される`event`オブジェクトには次のメソッドがあります。
### `event.returnValue`
値にこれを設定すると同期メッセージを返します。
### `event.sender`
送信したメッセージ`webContents`を返すと、非同期にメッセージを返信するために`event.sender.send`をコールできます。さらなる情報は、[webContents.send](web-contents.md#webcontentssendchannel-arg1-arg2-) を見てください。